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札幌市管理部門部課長向け勉強会レポート
Part2
古見さんが講師を務める札幌市管理部門部課長向けの第2回行政経営勉強会が6月23日に開催されました。
今回は「経営フレームワーク編」として、第1回目の講義で提示された「問題」に対する解決に向けた組織的な取り組みとして、「マネジメントフレームワーク」の手法と活用事例などを交えてお話されました。活用事例ではGAでの取り組みもご紹介されていました。
主に民間企業で活用されているフレームワークを、行政ではどう活用できるか札幌市のみなさまと議論したいという古見さんの意図のもと、経営という観点で思考していくことに主眼を置かれた講義でした。
講義の中で、各フレームに対して古見さんがコメントされていた内容と、質疑応答をご紹介します。

【講義サマリ】

    リーダーであるために使わなければならない普遍的な手法がマネジメントであり、リーダーはマネジメントを適切に行う責務があると考える。リーダーの器がマネジメントで磨かれていく。

    手続き処理型の業務においても、現場の人は各々の担当業務を行う理由(どのような課題に対してのアクションで、どういう問題を解決するために行っているのか)を説明できる必要があり、そのように思考するようリーダーが動機付けすることは重要である。そうすることにより、業務に対する主体性や品質向上につながると考える。

    企業でいう利益は、公共の場合は住民の満足度になると思うので、市民サービス、行政サービスとして価値を生んだか考えることはあってもいいと思う。

    「組織づくり」は「人づくり」なので、従業員が成長できる環境を用意することに経営側は心を砕かなければならないと考える。
経営側は自己実現できる環境をどう用意するかを真剣に考えている。 

    人の成長は失敗のない中では育たないということは自明。いかにリスクを許容しながら社員にチャレンジしてもらう環境を組織として作れるかは、どの組織でも決めていかなければならない課題と考える。
リスク許容度をある程度分類し、敢えて失敗してもらう仕事を一定量用意している。チャレンジしてもらうことで人材育成にもつながるし、ポートフォリオでいうところの花形事業に成長するかもしれない。


【質疑応答】

質問:
公共のマネジメントについて、読む価値のある本があればご紹介いただきたい。

古見さん:
公共向けの書籍がなかなかないが、上山信一さんの行政経営に関する著書は以前よく読んでいた。出版当時に流行っていたニューパブリックマネジメントの視点で書かれており、現在にマッチするかどうかはご自身で判断のうえ、読んでいただきたい。

マネジメントフレームワークは民間企業向けのものは発達しているが、公共向けのマネジメントフレームワークもあるべきだと思っている。これからの公共経営のマネジメントのあり方について議論することは重要だと思っているので、札幌市のみなさまと一緒に考えていきたい。 


第1回は札幌市改革推進室室長との対話も一部ありましたが、今回は質疑応答までの1時間以上をノンストップで古見さんがお話されていました。
講義後、札幌市改革推進室室長からは、問題解決型組織になるためにフレームワークを活用して思考実験を重ねてていく必要があると改めて思ったとのご感想がありました。
また、古見さん作成の研修資料を「本何冊分ものバリューのあるテキスト」と仰っており、同感したところでした。
グラビス・アーキテクツ株式会社, 古見 彰里 6 10月, 2022
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